新天地での染めはじめ

新天地・新しい作業場。
ようやくです、長年の、目標の一つが動き始めました。

実は、鍵の引き渡し後、
残荷物を片付け、壁の漆喰塗りをはじめたら、夢中になってしまいました。

理想は、白い壁に黒い柱の空間。
予定している1/10程度しか終わっていないけど、
そろそろ、漆喰塗りしている場合じゃない、
本来の目的、染をはじめなければ。

漆喰塗りはしばらく中断。
染の準備を整えて、初染をしました。



理想では、容器を埋め込んだ、染の作業場を想定してますが、
まだまだ先になりそうなので、仮位置で染スタート。

何を染めるか悩んだ挙句、
この家に残っていた「絹の帯揚げ」と、「手ぬぐい」にしました。

絹の帯揚げは、新しく、この地で染をする記念に保存用として、
手ぬぐい、既製品の柄がついた手ぬぐいを、藍で染めるこのシリーズ。
(説明すると、長いストーリーがあるので、またどこかで紹介します)

場所が違うと、何かが違う感じ。
実は、今までと同じように染めてみたのですが
初回、全く染まらない。

おおっ、久しぶりだ。この、全く染まらない感じ。
素手から、「これでは染まらない」が、伝わってくる。

そうですか。失礼しました。

しばらく染をしていなかった液。
しかも小分けにして運んできたので、もう少し丁寧に仕込まないと染まらないんですね。

出来る限りの調整して、再度挑戦。
初心に戻ったような、ドキドキの瞬間。
ようやく染まってくれて、ホッとしました。

染の後は、井戸の水を使って洗います。
この井戸水、染をする者として、この地から湧き出る水を使える!
こんなにも、嬉しいことはありません。

この地の、大地のエネルギーが、味方についてくれている、
染を助けて頂いている、そんな心強い気持ちになれます。

また、氏神様である「富岡八幡宮」にて祈祷をして頂きました。
「祈祷木札」が新しい作業場にある、それだけで空間が変わりました。
空気がクリアになるというか、芯がある感じ、自然と背筋が伸びます。

「井戸水」と、「富岡八幡宮」さまのご加護に相応しい染をしていきたい、
気持ちを新たに切り替える、初染になりました。

写真左:古井戸復活を祈り、追浜「掛田商店」で買い求めた日本酒「甦る」をお供えしました。写真右:新しく設置頂いた、電動ポンプ井戸は、蛇口をひねれば井戸水を吸い上げてくれます。普通の水道を変わらない水圧で水が湧き出てくれます。こんなに嬉しいことはありません。
祓え給い 清め給え 神ながら 守り給い 幸え給え 染裕を導き給え

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