紫扇小冨美先生の特注シャツ

紫扇流(しせんりゅう)という踊りの流派をご自身で立ち上げ
川崎・横浜周辺で創作舞踊の教室を開き、
現在も沢山のお弟子さん達に踊りの指導をされている
紫扇 小冨美 (しせん こふみ)先生

サンピアンかわさきのホール控え室にて

小冨美先生との出会いから、今までの経緯は
「複雑に繋がったご縁があって」
としか言葉にならないのですが、
小冨美先生の舞台を拝見、その魅力に取り憑かれて
様々なお話を伺う中で、藍染シャツのご注文いただき
紫扇流の家紋が入ったのシャツを染めました。

藍染の絞りで扇をイメージした柄を施し、紫扇流の家紋を紅白で彩色しました。

納品に伺った稽古場の屋根裏部屋で
早速お届けしたシャツを試着頂き、
着物や小道具、踊りに関する「型」のポーズについて伺いました。

「舞踊」について、
まったく知識がなかったのですが、知識が無いなりにも、
小冨美先生やお弟子さんの踊りを拝見していると、
ああ、この感じ、何か感じるものがある、
僕のDNAの中にも記憶されているんだろう。この美意識みたいなもの。
ステージの大道具、照明、衣装、小道具、指先のうごきや動作/仕草、
そして音楽。ほとんどが演歌や民謡、昭和歌謡の楽曲なんだけど、
ほんの5分〜10分の短い時間に、映画一本くらいの情報が詰め込まれていて、
それがゆっくりと、体全体で感じ取り、解凍しながら染み込んでくる。
特に「紫扇流」の踊りは、小道具が有効的に使われて独創的な世界観を作り出しています。見ていて驚く事が何回もあり、終わった後に拍手すらできずに、すごいなぁ、お見事。。美しい、ブラボーです。放心状態になってしまうことがあります。

小冨美先生がプライベートで着ていただく
シーンをイメージしながら、藍染シャツを染めてみました。
紫扇流の家紋、レイアウトのデザインを考えながら、
伺っていたら、この家紋もご自身でデザインされたそうです。
この家紋、調べても見つからないわけですね、流石です。
紅白に染め抜きたいとリクエスト頂き、
こだわりの1着に仕上がりました。
喜んでいただけたようで、幸いです。

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