
2026年8月吉日 染裕の染作業を移転しました。
来週から、“ 染が出来る!” 状態までたどり着きました。
さかのぼること、5~6年前。
使っていた作業場所では染が出来なくなり
工房移転を計画して、いろんな物件を見て回っていました。
染が出来るスペースを確保できることが条件だったのですが、
どこでも良い、という訳でもなく、土地からのパワーというか、エネルギーを感じられる場所。
染に適した場所、言葉にすると難しいのですが、そんな場所を探していました。
あきらめかけていた時、
ようやく、思ってもみなかった地元
住んでいる近くで見つけることが出来ました。
ここ、はじめて来たとき、
まだ10代の時に旅した、尾道。
そう、大林作品の映画の舞台を思い出しました。
細い坂道を登り、ノスタルジックで、自然に囲まれている。
そして、このエリア、湧き水があふれ出し、水の流れる音がしている。
なんと、この築60年の物件には、何年も使っていない古井戸がある。
そして、周りは緑に囲まれていて、鳥や虫や草木や大木に囲まれている。
風通しが良く、日当たりが良い、すごいエネルギーを感じる、
探していたのは、こんな場所でした。
しかも、不思議な偶然がいくつか重なり、
もうここしかないな、と。
それが今年春のこと。
それから、早数か月。
長かったような、あっという間のような。
多くの方々に、ご協力頂き、
前住んでいた方の荷物を片付け、電気関係を改装、明かりが灯りました。
はじめて、この家に宿泊した時
大林映画の「HOUSE」思い出しましたよ(笑)
周りの雑草を抜き、土を耕し、
5月に植えたひまわりは、今では、身長をはるかに超えて、大きな花を咲かせています。
キュウリは大きな実をつけ、ミニトマトはたくさん収穫したのに、今も実っています。
ココで出会う虫たち、鮮やかで、大きく、アグレッシブ。
何かとてつもない生命力のエネルギーを感じます、
今朝の、大きな黒くて鮮やかなブルーのアゲハ蝶にも見入ってしまいました。
鳥たちも、いろんな鳴き声を聞かせてくれます。
日や時によって、表情を見せてくれる、自然ってすごいな。
地元の氏神様「富岡八幡宮」に御祈祷していただき
念願の井戸が復活、今は、冷たい水が湧き出ています。
水が出た時、嬉しすぎて、頭からかぶったら、あまりにも冷たすぎて、
真夏に寒っ、震えました。
染をする者にとっては、
井戸から水が出るって、すごいことです。
自然から、大地からのパワー、味方について頂いた、そんな感じです。
理想の空間づくりには、まだまだ時間がかかりそうで、
塗りだした漆喰も中途半端ですが、
来月参加の「金沢文庫芸術祭」の出展準備の為、
ギアチェンジして、本来の目的「染」にシフトしていきます。
今年は、9/21(月・祝)に海の公園で開催されます。
昨年好評だった、手ぬぐいの新しいバージョン、準備しています。
自分で使っていても、やっぱり良いです。おすすめの手ぬぐいを多数用意します。
是非是非、遊びにきてください。
ブログの更新も、久々になってしまいました。
いろんな事があったけれど、
染裕は作業場所移転して、パワーアップ予定です。

