2026年夏、染裕の染作業場を移転しました

2026年8月吉日 染裕の染作業を移転。
ようやく来週から、ここで染が出来る状態までたどり着きました。

実は、コロナ禍の頃から、今まで使っていた作業場所では染が出来なくなり
工房移転を計画して、いろんな物件を見て回っていました。

染が出来るスペースを確保できることが条件だったのですが、
どこでも良い、という訳でもなく、土地からのパワーというか、エネルギーを感じられる場所。
染に適した場所、言葉にすると難しいのですが、そんな場所を探していました。

あきらめかけていた時、
ようやく、思ってもみなかった地元
住んでいる近くで見つけることが出来ました。

ここ、はじめて来たとき、
まだ10代の時に旅した、大林作品の映画の舞台、尾道を思い出しました。
細い坂道を登り、ノスタルジックで、自然に囲まれている。

そして、このエリア、湧き水があふれ出し、水の流れる音がしている。
なんと、この築60年の物件には、何年も使っていない古井戸がある。
そして、周りは緑に囲まれていて、鳥や虫や草木や大木に囲まれている。
風通しが良く、日当たりが良い、すごいエネルギーを感じる、
探していたのは、こんな場所でした。

しかも、不思議な偶然がいくつか重なり、
もうここしかないな。と。
それが今年の春先のこと。

それから、早数か月。
長かったような、あっという間のような。

多くの方々に、ご協力頂き、
前住んでいた方の処分荷物を片付け、電気関係を改装、明かりが灯りました。
はじめて、この家に宿泊した時
大林映画の「HOUSE」思い出しましたよ(笑)

周りの雑草を抜き、土を耕し、ひまわり、キュウリ、ミニトマトを植えたのが今では、
ひまわりは身長をはるかに超えて、大きな花を咲かせ
大きなキュウリをたくさん収穫、ミニトマトは何個も収穫したのに、今も実っています。

地元の氏神様「富岡八幡宮」に御祈祷していただき
先月末、念願の井戸が復活、今は、冷たい水が湧き出ています。
水が出た時、嬉しすぎて、頭からかぶったら、あまりにも冷たすぎて、
真夏に寒っ、震えました。この感じ、大林映画で例えるなら、、何だろう。。

染をする者にとっては、
井戸から水が出るって、すごいことです。
自然から、大地からのパワー、味方について頂いた、そんな感じです。

理想の空間づくりには、まだまだ時間がかかりそうで、
塗りだした漆喰も中途半端ですが、
来月参加の「金沢文庫芸術祭」の出展準備の為、
ギアチェンジして、本来の目的「染」にシフトしていきます。

ブログの更新も、久々になってしまいました。
いろんな事があったけれど、
染裕は作業場所移転して、パワーアップ予定です。

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