東京 墨田区にある
藍染博物館、江戸小紋博物館に行ってきました!
以前より行きたかった場所で
ようやく念願がかないました。
藍染博物館では、墨田マイスターの
藤澤謙二さんより直接ご案内いただけました。
伝統の藍染/型染めは高度経済成長の中で激減してしまい、
現在では大変貴重な型紙や製造工程を継承しています。
洗練された手仕事は粋な職人の心意気が凝縮され
染め上がった浴衣はすっきりした生地の白と
藍のコントラストが美しく、見ているだけで
呼吸するのを忘れてしまいそうになりました。
藤澤さんいわく、当時の職人は商売の事より
仕事の美しさを競い合って、そりゃもう
コレで(と鼻に握り拳で天狗のポーズを)
仕事にうちこんだんですよ!
細々とした、道具や仕事への心配りは
「口で説明するのも難しいんだよね~」とおっしゃる様に
経験から身体で習得されたものでした。
その後、近くにある江戸小紋博物館を紹介いただき
行ってみました
型紙と染色工程を紹介してあり
シャツや手拭の製品もありました。
現在は当時の数千枚の型紙をデータベース化し
保存の作業を進めいているそうです。
屏風屋さんとのコラボで生まれた作品や
マンションのインテリアに制作された
金箔の様に見えるプリントなど、
伝統を継承しつつ魅力的な商品も開発しているそうです。
お忙しい合間に丁寧にご説明いただきました。
墨田区では「小さな博物館」運動として
優れた職人技や珍しいコレクションを紹介し
「技」の普及、継承に取り組んでいるそうです。
下町の小さな博物館は当時の手仕事の暖かさが
残っている様で、とても貴重な見学をさせて頂きました。
事前に予約すれば体験染めコース等もあるようです。
藍染博物館 墨田区京島1-29-1 03-3611-6760
江戸小紋博物館 墨田区八広2-26-9 03-3611-5019
どちらも大変分かりにくい、下町の路地を行った場所です
興味のある方は予約してお尋ねください。