急に涼しくなったかと思ったら
夏の終わりの余韻を味わう暇も無く
あっという間に秋になってしまった様な
2015年の夏の終わり
いかがお過ごしでしょうか
涼しくなったこの週末は、来月参加予定の金沢文庫芸術祭出展用に
メンズロンT新作を染めていました。
制作状況、ご紹介します。
実は昨年、同じ様な柄を作成して、ああこの感じだ!抽象画のようなイメージのボーダー、その再現だったのですが、こないだ夕暮れ時に印象深い光景があってイメージに追加されました。
(説明すると長くなりそうだけど、、ティーンエイジャーの頃、見た映画の影響で屋根に登って夕日を眺めてたのを思い出して、久しぶりに登ってみたら多分人工衛星みたいな光が流れていって、、ああすげーなぁみたいな。)
宇宙から見る地球ってどんなだろう、みたいな感じが追加されました。藍の微妙な濃淡と生地色のカーキーが絶妙です。
(あ、他のシャツも生地色グレーだったりカーキだったり、白だったりランダムです)
たぶんこの感じ、この柄のイメージ、少し追っかけて他サイズや手ぬぐいでも展開してみる予定です。制作者的には「抽象的な絵画のような柄」を目指しています。
この柄は題して「by van morrison」
土曜の朝のFM放送でも特集してたけど最近、ヴァン・モリソンにハマってしまいました。この神経質でクドイ感じがなんて心地よいんだろう。もう歌わずにはいられないって感じが染みてくる。何で今まで知らなかったんだろう。
この柄はヴァン・モリソン聞きながら手を動かして染めました。
染裕的にはもう少しクドさが欲しいのですが、なんか魅力的な染まりです。
この2着のイメージソースは「青魚」
そろそろ秋刀魚が美味しい季節ですね、こないだ食べたキビナゴも旨かったなぁ。
そんな「青魚」って陸から見ると背中面青く海の底から見ると腹側白く
外敵から身を守る為なんだろうなあぁ、そんな事考えて
人間も太陽が降り注ぐ側を濃くしたらいいなぁ、そんなイメージを少しアレンジしてみました。この柄はきっとはじめてだな、染めたの。。
特に左側のシャツ、途中でワザと白いラインを顔に逃がしてみました。実際に着てもらったら、顔が引き締まるんじゃないかなぁ。というコンセプトです。
染上がりみると、「青魚」からはほど遠いですが、、
この柄は今までも制作してますね、バイヤスホワイトラインに藍の濃淡で染め分けてます。
最近、ポロシャツでバイヤスラインを見かけて、ああいい感じだなぁ、やっぱりダイナミックなうごきがあるなぁ、なんて思いながらロンTでも追加で染めてみました。
今回掲載のシャツは全てメンズのM〜Lサイズです。9/20の金沢文庫芸術祭1dayイベントにて展示販売致しますのでお楽しみに。
来週はレディースサイズ中心に染色予定!