月のブルー 太陽のブルー イメージソース

制作中のれん
「月のブルー」と「太陽のブルー」
頭の中をグルグルと駆け回ってるイメージソースを
消えてしまわないうちに書き留めておきます。


もう20年近く前に購入した
CDアルバムの1曲目に入っていた
インストゥルメンタル、
ヨーロッパ映画のオープニングみたいな曲。
なぜか最近、頭の中で鳴りだして
ああ、この曲のタイトルは何だっけ?
なんて思い出して探したら
「月のウサギ、太陽のカラス」
ああ、そんなタイトルなんだ。。
☆★
さらに頭の中で鳴り響きながら。。。
たぶん15年前位に前に
一人で旅していた時の風景がイメージで浮かび上がりました。
確かフランスのリヨンという町だったと思うけど
夕暮れ時で石畳を歩いていると大きな広場に出て
そこにはメリーゴーランドがありました。
わぁ、こんなところにメリーゴーランドなんて
ビックリだなぁ。。。と思っていると
明かりが灯って廻りだして、
美しさにしばらく見とれてしまいました。
☆★☆
もう、随分と昔の記憶なので
曖昧で、もしかした空想もプラスされてるかも。。
僕の頭の中では、何か強烈なイメージとして
「月のウサギ、太陽のカラス」というタイトルの曲と
昔旅した一場面の記憶が一緒になって
スイッチがオンされたんですね。
何だろう、この感じは
ああ、僕はこういった心の奥から湧出てくる
強烈な思いを藍染で染めあげたい。
そんな風に思うようになって
今までスケッチブックに描いていたラフイメージとちょっと違う
心の奥にあるイメージをカタチに出来ないかって描き始めました。

「世界の果ての時計台は休むことなく軋んでる」
「真っ赤なブルーだ」
「心臓は燃えている」
 
  − 月の光の音 − 
 ~抑圧と緩和~
 ※キラキラ輝く※
 □心のストライクど真ん中□
 ☆夜が深く長い時を超えて☆
そんなコトバ達がイメージの輪郭を
はっきりとさせていき、、、
あと、誰かに言われた言葉が心の中で引っ掛かって
そんな事はどうでもいいんだけれど
ああ、僕は職人になれなかった人間なので
「藍染職人」と括られる事に耐えられないものがあって、、
職人には染められない染めを目指したいと
そんな事を考えながらイメージしていました。

染めって写真(暗室仕事)に似ていて
今じゃフィルムカメラも持っていないけれど
大学時代、光画部という写真サークルに入っていて
何度か暗室仕事をしたんだけれど
染まれと念じて息を止める
あの感じ。
イメージを固める時も
実際に染める時も
念じています。
さて、自分でも何を書き留めているのか
意味不明になってきましたが
夢からさめて、消えてしまわないうちに
今の頭の中を残しておきます。

昨年ののれん制作から、いろんなイメージがひらけて
今までの染めとは違う、と思っています。
 
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