FEI ART MUSEUM YOKOHAMA で開催中の
多摩美校友会神奈川支部OB/OG作品展
2015 BIRTHPLACE ART—Tama Art University in Kanagawa—
染裕も参加しています。
搬入日に感じたのですが、多摩美の匂いがします。
思い出しました、学生の頃を。この匂い、何だろう、
きっと油絵具か画材の匂いなんだろうけど
多摩美の教室や学食を一瞬にして思い出し
ご一緒させて頂くOB/OGの方々を見ていたら、
ああ僕も以前はこの空気の中で学んでいたんだなぁという
ホームに帰ってきた感じを味わいました。
多摩美に憧れて、当時の染織デザイン科に入りたくて
どうしても入りたくて、2浪して何とか入学。
憧れてた多摩美生活も当時は強烈な個性のぶつかり合いや
今思い出しても、あの頃の事って、、
僕が優れたクリエイターなら映画が数本出来るくらいの
濃い時間を過ごして、卒業後の長い間
多摩美卒を封印するようにして過ごしてきました。
特に、京都で職人見習いをしていた頃
職人の方から
サラリーマンの息子で多摩美を出たひよっコに何が出来る!
俺たちは先祖代々職人でおまえさんとは違うんだ
と、罵倒されてからは、人前で母校を極力明かさないできました。
地元の横浜に戻り、染裕での創作活動をスタートしてからも
染めだけでは独立出来ず、今もシステム開発の会社員勤めをしています。
Web制作で入社したもののデザインとは無縁の業務が多く、
承認印と注文書と売上実績が優先される会社員勤めの世界
社内社外でも美術関係者の方々とは一緒にお仕事する事もなく
今はJAVAやVBといったシステムの開発言語を使う技術者と仕事中
何で伝わらないの?脳の構造が違うんですね
コミュニケーションが出来ない日々
今では、多摩美時代考えもしなかった
スーツ着てネクタイ締めて通勤する
営業職全般を担当しています。
多摩美卒業後、長い間アウェーで戦ってきた感じです。
多摩美を出て、学んできたその専門職で活躍できれば
それが最高なんだろうけど自分の場合はそうはいかず、、、
「作品に値札を付けて商品としてお客様へ届ける」という
多摩美では全く教わらなかったことを、
会社員勤めしながら学び、染裕の活動で展開しているつもりです。
今回、映画『FOUJITA』で制作した筒描を多くの方に見てもらいたく
すごいタイミング、搬入前日にお願いして展示に参加させて頂きました。
やっぱり多摩美って誇れる母校だと再認識してます。
年代もバラバラで、面識ない方々だったのですが
OB/OGの皆様、いろんな繋がりがあってびっくりしてしまいました。
オープニングパーティーで御一緒させていただいた
今も創作を続ける魅力的な皆様
楽しいお話たくさんありがとうございました。
お酒も入って、ちょっとしゃべりすぎでした、スミマセン。
お話を伺っていたら、自分が高校生時代
通っていたヨコハマアートスクール(今はなくなってしまいました)
でよく名前を聞いた卒業生のお父様だったらしく
やっぱり狭い世界なんでしょうか、繋がりに驚いてしまいました。
近々、息子さんともお会いできると思い楽しみにしています。
2015年10月18日(日)迄開催中です
神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町3-33-2 横浜鶴屋町ビル1F
tel. 045-411-5031
お近くにお越しの際は、是非お立ち寄りください。
私、会場には16日(金)午前・午後通している予定です。